城・神社、港・施設

名古屋のシンボル金シャチ

名港トリトン

【名古屋城】 愛知県名古屋市中区

金のシャチホコが天守閣の上で輝く日本の名城の1つです。1607(慶長17)年、徳川家康が息子・義直の居城として築城したものです。東西の交通の要衝で、大阪の豊臣や西国大名を抑える役割もあり、本丸御殿が中心に置かれ隅櫓で囲まれ、豪壮堅固な配置となっています。規模の大きな名城で国宝でしたが、1945(昭和20)年に戦災で天守閣などを焼失してしまいましたが、戦後に復元されました。天守閣は鉄筋コンクリート7階建です。1~5階では、徳川家ゆかりの美術品などが展示され、7階からは市内を一望できます。3つの隅櫓などは焼失を免れ、当時のそのままの姿が見られます。

【熱田神宮】 愛知県名古屋市熱田区

皇室から伊勢神宮に次ぐ崇敬を受けている大宮です。約19haの熱田の森に、本宮、別宮をはじめ、8つの摂社と18の末社が鎮座する大宮です。三種の神器の一つである草薙の剣が祀られています。「あつたさん」と呼ばれて親しまれ、年間の行事も主なものだけで70を越え、参拝者が絶えません。貴重な品が収蔵されている宝物館も境内にあります。弘法大師お手植と伝わる樹齢約1000年のクスの巨木もあります。

【大須観音】 愛知県名古屋市中区

「大須観音」として親しまれ、節分会や人形供養などの年中行事をはじめ大勢の人で賑わっています。毎月18・28日には骨董市が開かれます。南北朝時代に岐阜県羽島市の大須庄に創建され、家康によって1612(慶長17)年に現在地に再建されました。戦災で焼失してしまいましたが、1970(昭和45)年に両翼楼をもつ本堂が再建されました。朱塗柱が非常に鮮やかです。日本最古の古事記写本など、古文書が約1万5000点収蔵される真福寺文庫(大須文庫)もあります。

【名港トリトン】 愛知県名古屋市港区

第二東名と第二名神を結ぶ伊勢湾岸道が名古屋港をまたぐ、3つの橋の総称です。東側から、青い色の「名港東大橋」、白い色の「名港中央大橋」、赤い色の「名港西大橋」です。この中で一番大きい橋は名港中央大橋で、橋長1170m、中央径間590mの規模を誇る世界的な鋼斜張橋です。橋の上からは名古屋港や伊勢湾、名古屋の街などを望むことができますが、駐車できる場所はありません。夜は3つの橋がライトアップされます。

【名古屋港ポートビル】 愛知県名古屋市港区

名古屋港ポートビルの外観は、海に浮かぶ白い帆船をイメージしています。高さは63mで、最上階の展望室からは、名古屋港や市街地を一望できます。3・4階は、海や船、港などに関する資料が展示された「名古屋海洋博物館」となっています。また、隣接する港に「南極観測船ふじ」が係留され、「南極博物館」として公開されています。展望室、名古屋海洋博物館、南極観測船ふじは各300円、共通券は700円です。

【オアシス21】 愛知県名古屋市中区

名古屋の中心・栄の久屋大通横にあり、水の宇宙船と呼ばれるガラスの大屋根が印象的な建物です。水の宇宙船にはエレベーターや階段で上ることができます。地上14mのガラス上の流水や周辺のテレビ塔やビル群、公園を眺めながら空中散歩ができます。そのほかにも、バスターミナルやショップもあります。夜になれば「水の宇宙船」がライトアップされます。

【徳川美術館】 愛知県名古屋市東区

徳川家の遺品を収蔵する、国内屈指の私立美術館です。周囲約2kmの人工湖・椛の湖の東方、オートキャンプ場途中に約5haのソバ畑が広がっています。恵那山を背景にした高原で、9月中旬には一面そばの花で真っ白になります。周辺には赤い彼岸花も見られます。ソバの実は、道の駅「きらり坂下」で加工され、レストランで味わうことができます。